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 土葬の会 趣旨

遅かれ早かれすべての人々に訪れる死!
その死に臨み準備する者は幸いである。死は自分自身の問題であり、その生き方と同じく死の臨み方もその人生であり、そして葬儀や埋葬方法にも無関心ではいられません。

近年、宗教と「埋葬」は深いかかわりが有りましたがそのような形にとらわれることに疑問が芽生えてきているのではないでしょうか、市民の会やグループが自分なりの葬義のあり方を考えており、それは密葬、自然葬(樹木葬、山、川、海、果ては空中、宇宙葬)等が有ります。しかし、これらは火葬を前提としており遺骨を撒いたり埋めたりするものです。

「埋葬」とは「死体を土中に葬ること」つまり土葬のことを言います。現在では、一部の地域や信仰上の問題など特別な事情がある場合を除いて、土葬は現実的には非常に困難になっています。
全国的に見てわずかの県の内、山梨県ではほんのごく一部の地域で土葬が行われていますが、永年住んでいるか、またはその地に移住し墓地をあらかじめ確保しておくことが条件になります。ですから希望すれば誰でもいつでも土葬できるわけではないのです。

このような状況下ですから、土葬を望まれる方は亡くなってからでは遅いのですから今から準備をしておくことが必要です。
また土葬は日本古来から行われていたものでありまったく自然なものでした。
しかもそれには深い理由もあったようです。埋葬された遺体は、そこに安らかに眠るがごとくあり、立ち会った遺族に言い知れぬ感情を抱かせます。そしていつも彼の地に眠っていると想起させるのです。
人間は土より生まれ土に還る、そして地上のあらゆる生物もこの自然の循環にしたがっています。しかし人間のみがこの自然の循環に従うことなく火葬を行っているのです。そして霊はあの世(彼岸)に行くことは知られていますが、輪廻転生によってまた新たな肉体に宿って生まれてくるのです。

しかしそのことは現在ではほとんど忘れ去られたか一般にはまったく知られていません。ですから火葬場の普及に伴って、思慮深い知恵や、土葬の風習に従う以外はなんの抵抗もなく火葬によって葬られることになってしまっているのです。

また火葬に要する化石燃料、電気などは環境汚染破壊の一因ともなっていますが、今こそ自然と自分に優しい自然葬である埋葬、土葬の価値を見直して、この日本に於いて守り続けられなければならない大切な風習と考えるしだいです。
従いましてその存続を計るためにも御理解と御支援を賜るようお願いします。

全国どこからでも、いつでも、人種、宗旨を問わず、檀家にならずとも土葬を希望される方のために、墓所と提携し土葬全般を取り扱います。



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